食事はしっかりと摂っているのにも関わらず、栄養の吸収が悪いと感じたことはありませんか?
栄養の吸収が悪ければ、下痢などの排便の異常や、全身の倦怠感、お腹の膨満感(張ったような感覚)、貧血など、様々な症状が現れます。

栄養の吸収が悪い原因は

こういった栄養吸収の異常を感じるのであれば、原因は腸内環境が悪いからかもしれません。

栄養の吸収が悪くなる原因はいくつか考えられますが、栄養は小腸で約90%吸収されます。腸が不調だと、栄養の吸収効率が悪くなるのは当然です。

胃腸

栄養のほとんどは腸によって吸収されている。

腸による栄養吸収が上手くいかなければ、具体的には以下のような症状が現れます。

  • 下痢
  • お腹の張り
  • 体重減少
  • 疲労感
  • おならが増える
  • むくみ
  • 貧血
腸の吸収に問題がある場合、食べ物が消化されないまま便に混ざっていたり、便がネバネバしてしまうこともあります。これらの状態も、栄養の吸収がしっかり出来ていない合図だと考えられるかもしれません。

栄養の吸収が悪い状態がひどい場合、吸収不良症候群という特殊な病気も考えられます。この病気になる原因の多くは、クローン病等の腸の病気です。

吸収不良症候群

消化管で脂肪が十分に吸収されないと、便は軟らかく量が多くなり色が薄くなり、ひどい悪臭がします(この状態は脂肪便と呼ばれます)。この脂肪便は便器の中で浮いたり、便器壁に付着し、流そうとしても流れにくいことがあります。ある種の糖類の吸収が不十分だと、急激な下痢や腹部膨満、鼓腸が起こります。

吸収不良はすべての栄養素の欠乏症、またはタンパク質、脂肪、糖類、ビタミン、ミネラル類の選択的な欠乏症を引き起こします。吸収不良があると、通常は体重が減少します。
食生活が健全であるにもかかわらず、慢性の下痢や栄養素の欠乏、かなりの体重減少がみられる場合には、吸収不良を疑います。吸収不良は、高齢者では若い人ほどはっきりしなくなり発見が難しくなります。

出展:メルクマニュアル医学辞典

栄養の吸収が出来てないと感じ、さらに下痢等が続くのであれば、一度病院に行かれた方が良いでしょう。

食べ物が消化されない理由

病院

食べ物の吸収がうまくできないのには、何らかの理由がある。

栄養の吸収が悪くなる原因として、食べ物が適度に消化されないまま腸に送り込まれ、腸が吸収出来ないまま排泄している、ということも考えられます。

この事を踏まえると、以下の原因が考えられるでしょう。

  • 腸内細菌のバランスが悪い
  • 腸の働きの低下
  • 胃酸の過剰分泌
  • 消化に必要な酵素の異常
  • 消化液の不足
  • 生まれつき消化管の壁や長さに問題がある
  • 胃や腸の病気

栄養の吸収を良くする、2つの習慣

原因が病気によるもので無いのであれば、消化と吸収の両面からのアプローチで、症状が改善される可能性があります。

私がおすすめする習慣は、以下の2つです。

  • とにかく、良く噛むこと
  • 腸内環境を改善する食べ物を食べる
簡単なことのように見えますね。しかし、習慣として毎日続けるとなると、そうでもないのかもしれません。

栄養の吸収を良くするために、良く噛むこと!

食べる

単純なことのように思われるかもしれないが、噛むことは大切!

良く噛む事は、簡単なようで意外と難しい事です。良く噛む事で唾液が分泌され、消化を助けます。

唾液の中に含まれる、消化酵素のアミラーゼが糖質を分解し、体内に吸収されやすい状態にするのです。ちょっと多いと感じるかもしれませんが、最低でも1口50回以上は噛んだ方が良いでしょう。

栄養の吸収を良くするために、食べ物を改善する

腸内環境を改善して、腸内細菌のバランスを整えることは大切です。
腸内細菌の働きは様々ですが、消化・吸収に関しては、以下のような働きをしています。

  • 消化・吸収の補助
  • ビタミン類の合成

実は、多くの食物繊維は私達の体では消化できません。腸内細菌が食物繊維の分解発酵をして、吸収出来る状態にするのです。

私たちの体は食物繊維を消化できない!

yajirusi_sita_S2

腸内細菌が食物繊維を分解・発酵してくれる

また、腸内細菌はビタミンKを始め、多くのビタミン類を産生しますが、ビタミン類の多くは栄養の吸収を助けます

ですから、腸内細菌のバランスを整えるということは、栄養の吸収を行う上で、とても重要な意味を持っているのです。腸内環境を改善して、腸内細菌のバランスを整える食べ物はたくさんあります。

以下におすすめの食材をご紹介します。

  • きな粉・玉ねぎ
    腸内細菌のエサとなるオリゴ糖が含まれます。
  • 漬物・ヨーグルト
    腸内環境を改善して、腸内細菌のバランスを良くする乳酸菌が含まれます。
ただし、市販の一部の漬物には、乳酸菌が入っていない場合もあります。それは、市販の漬物の中でも、加工品として殺菌・滅菌されているものです。殺菌処理される過程で、乳酸菌も死滅してしまうからです。

漬物は、手作りの物を選ぶか、出来るだけご自分で漬けると良いかもしれません。

また、乳酸菌の効果をより高めるためには、毎日こうした食材を摂らなければ意味がありません。そうなると、ヨーグルトで摂取する場合は、カロリーが心配になります。
さらに、ヨーグルトには動物性脂肪が含まれています。脂肪の摂り過ぎは、肥満や動脈硬化を招きます。ヨーグルトに関しては、少しずつ食べるのが良いかもしれません。

おすすめの乳酸菌の摂取方法は、サプリメントです。サプリメントの場合、たった1粒でも、強力な乳酸菌がたっぷり入っています。
また、生きて腸の中に届くので、安心して飲むことができます。毎日続けやすいという点も、おすすめできる理由です。

最近では、品質の良い乳酸菌サプリメントが、安く手に入ります。腸のバランスを整えたいという方は、一度は調べてみてください。

 


乳酸菌サプリメント