お腹の違和感

お腹のガス抜きに効果がある3つの簡単な方法


お腹を押さえる女性

お腹にガスがたまると、締めつけの強い服装やデスクワークでずっと座っていることがとても苦しく感じます。ゆったりとした服装でラクな体勢をとると少しはましになりますが、会社や外出先ではそうもいきません。

お腹のガスはそれだけでも苦しいものですが、放置すると思わぬ悪影響を招きかねません。早めに対処するようにしましょう。

簡単おすすめなガス抜き方法

お腹にガスがたまる原因には色々ありますが、もし腸がよく働いていれば「おなら」として排出されますから、一番手っ取り早いガス抜き法は「おならをする」ことでしょう。でも、腸の働きが弱くなっていると「おなら」すらも簡単なことではありません。

そこで、簡単でおすすめのガス抜き法を3つご紹介します。

1.腹式呼吸

女性

大きく息を吸って吐いた時に、肩と胸が上下するのが胸式呼吸、呼吸に合わせてお腹を凸凹させるのが腹式呼吸です。

腹式呼吸を行う時の体勢

  • 立って行う時は背筋を伸ばしてまっすぐ立つ
  • 座って行う時は椅子に腰かけ背筋を伸ばす
  • 寝た体勢で行う時は仰向けにまっすぐ寝る

腹式呼吸のやり方

  1. 口からゆっくりと息を吐く
    ※ポイント1:6~10秒くらいかけてゆっくりとすべて吐ききる
    ※ポイント2:お腹をへこませる
  2. 鼻から大きく息を吸う
    ※ポイント1:3秒くらいかけて大きく息を吸う
    ※ポイント2:お腹を膨らませる

はじめのうちは、お腹に手を当ててお腹のへこみや膨らみを意識しながら行いましょう。

息を吸う時には、緊張したり興奮した時やストレスを感じた時に活発に働く交感神経が優位になります。一方、息を吐く時には、リラックスしている時や休息時、睡眠時に活発に働く副交感神経が優位になります。

腹式呼吸をすると、息をゆっくり吐くため副交感神経がより活発になり、リラックスモードになります。副交感神経は腸の蠕動運動(ぜんどう-うんどう)を活発にするので、腹式呼吸を行うことでリラックスと腸の活発な動きが期待できるのです。腸が活発に動くようになると、ガスを「おなら」として排出することができます。

また腹式呼吸はインナーマッスルを使うので、内臓機能が高まり体温を上げる効果があります。腸は冷えに弱いので、体温が上がり腸が温まるとより活発に動くようになります。さらに、インナーマッスルが鍛えられると、ウエストの引き締め効果も期待できそうです。

2.ヨガのガス抜きポーズ

ヨガ

ヨガのポーズをとると「おなら」が出やすいと言います。これは、ヨガを行う時は腹式呼吸をすることが理由の一つでしょう。また、体を伸ばしたり、ねじったりすることで腸が刺激されて活発に動き出すことも「おなら」が出やすくなる理由です。

以下は、そんなヨガのポーズの中でも簡単でおすすめなガス抜きポーズです。

ヨガのガス抜きポーズ

ヨガのガス抜きポーズ

  1. 仰向けに寝る
  2. 息を吐きながら、両膝を胸につけるように抱えこむ
  3. そのままのポーズで、3~5回くらい腹式呼吸をする
  4. 息を吸いながら足をゆっくりと戻し、全身の力を抜く

上記のように両足を抱えこまず片足ずつ行う方法もあり、こちらの方が簡単です。ご自分のやりやすいポーズで試してみてください。

3.ガス抜きマッサージ

簡単でお手軽な方法として、マッサージも効果的です。腸を意識してマッサージすることで腸が活発に動くようになります。またマッサージ効果で腸が温まりますので、それも効果を高める要因です。

腸を刺激するマッサージ

  1. 仰向けに寝て膝を立てる
  2. 両手でお腹を時計回りに押す

内臓は筋肉によって正常な位置に保たれていて、内臓と筋肉は密接な関係があります。そのため筋肉を刺激すると、腸も刺激されて活発に動くようになります。

腰の筋肉を刺激するマッサージ

  1. 背筋を伸ばして立つ(または座る)
  2. お尻の上から腰までを、少しずつ上に移動させながらグーで軽くたたく
お腹や足の筋肉を刺激するマッサージ

  1. うつ伏せに寝る
  2. かかとでお尻を交互に叩くように膝を曲げ伸ばしする

どのマッサージも、繰り返し行うことで徐々に腸が活発になり、お腹のガスが排出されやすくなります。

以上、3つの簡単おすすめガス抜き法をご紹介しました。
寝た姿勢で行う方法はお家に限定されますが、腹式呼吸や座った姿勢でも行えるマッサージなら会社や外出先でも試せそうです。我慢はよくありません。どうしてもお腹のガスが気になる時には、一人の時にこっそり試してみましょう。

お腹のガスが及ぼす影響

驚き

お腹のガスを出さずに我慢し続けていると、健康に様々な悪影響があります。

お腹のガスには、口から入ってくる空気やガスと、腸内で悪玉菌が発生させるガスがあります。通常タンパク質は胃で消化されますが、消化しきれなかったタンパク質は腸内で悪玉菌が分解します。この時発生するガスは、アンモニア、インドール、スカトール、アミンなどで、これらは腸内環境を悪化させる原因になります。

腸内環境が悪化すると、腸の働きが弱まり便秘下痢などのお腹の不調につながります。腸内には多くの免疫細胞が存在していますから、免疫力も下がるでしょう。
また悪玉菌が発生するガスはにおいが強く、これによりおならや便が臭くなります。にんにくや玉ねぎなどのネギ類が悪玉菌に分解された時は硫化水素や二酸化硫黄などが発生するため、においはさらにきつくなります。

さらに、おならとして排出されなかったガスは血流に乗って移動し、胸やけ胃もたれ肌荒れ吹き出物の原因にもなります。
お腹のガスが及ぼす悪影響についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

このように、お腹のガスは様々な悪影響を及ぼしますから、早めの対処が必要です。

お腹のガスは「ためない」ことが大事

乳酸菌の効果

お腹にガスをため込んでしまうと、ガスによる苦しさ以上に体に負担をかけることになります。
もちろん、ご紹介したような方法でガス抜きをすれば一時的には解消します。しかし、ガスがたまる原因を知ってそれに対処をしなければ、いつまでもその繰り返しになるでしょう。

お腹のガスは「ためない」ことが一番大切なのです。そのためには、ガス発生の原因、ガスがたまる原因である乱れた生活習慣、乱れた食生活を正しましょう。また同時に、腸内環境を整える効果のある栄養素を積極的に摂取するなどの努力も欠かせません。

以下の記事では、お腹のガスの原因とその対処法について説明しています。ぜひ参考にしてください。