お腹が痛い!でも下痢してない – 考えられる病気や症状は?
お腹が痛くてトイレに行ったけど、下痢じゃなかった・・・あなたには、こんな経験はありませんか?
こんな時に考えられる病気や症状について、ご紹介します。ただし、勝手な自己判断をせずに、症状が酷いようならすぐに病院で診断を受けるようにしましょう。
原因が分からずに不安なまま過ごしていると、余計にお腹に負担がかかってしまいます。
腹痛が起こる病気や症状で、下痢をしないものは5つ
下痢を伴わない腹痛で考えられる病気・症状
- 便秘
- 過敏性腸症候群
- 腸閉塞
- 腹膜炎
- 女性特有の病気
便秘
便秘なら自分で気付くはず、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、便秘で悩んでいる方の中には、意外と自分が便秘だと気付いていない事も多いのです。
また、便の状態によっては、ひどい腹痛が起こることもあるんです。
便秘になってしまう要因
- 便を体外に送り出す活動「腸のぜん動運動」が停滞している
- 便が溜まっているのに、信号が送られないので便意がない
また、排便を我慢する習慣があると、便意が起きにくくなってしまいます。これもまた、便秘の原因になりますね。
便秘は「万病のもと」と言われるくらい、軽く見てはいけない症状です。早めに対処しましょう。
過敏性腸症候群
検査ではお腹に異常が見当たらないのに、お腹の痛みや違和感などの症状が出てしまう病気です。
この病気には、便秘型・下痢型・混合型の3タイプがあります。その中でも、便秘型には下痢症状はありません。腹痛・腹部の張り・便秘などの症状が見られます。
この病気にはストレスが深く関わっていると考えられていますが、はっきりとした原因は解明されていません。
腸閉塞
小腸や大腸で食べ物などが詰まった状態です。はじめ、急に強い腹痛(疝痛(せんつう)と呼ばれる刺すような痛み)が起こり、その後は痛みが強くなったり弱くなったりします。
腸がパンパンになって食べ物が逆流するので、吐き気や嘔吐を伴います。
原因は、腸のねじれや外側からの圧迫によって起こる詰まりで、最悪の場合、便も逆流してくるとっても怖い病気です。
腹膜炎
お腹の中の内臓をおおっている腹膜に細菌が感染したり、刺激によって炎症が起きる病気です。
腹膜とは、胃や肝臓といった腹部の臓器の全体ないし一部をおおっている薄い半透明の膜である。腹膜は腹腔の中にあり、胸膜・心膜とともに漿膜に分類される。腹膜で囲まれた閉鎖空間を腹膜腔という。なお、腹膜腔と腹腔はもともと別のものであるが、両者が同義のものとして扱われることも多い。
参照:ウィキペディア
腹痛の他に吐き気や嘔吐、発熱がみられます。他の病気の合併症で起こる事も多いです。
女性特有の病気
腹痛を起こす女性特有の病気を挙げます。女性の方は、特にこうした病気に注意を払う必要があります。
- 子宮筋腫
- 月経困難症
- 子宮頸がん
- 子宮体がん
- 卵巣腫瘍
これらの病気は腹痛の他に、不正出血なども見られます。不正出血があった時は、早めに婦人科に行きましょう。