便秘にアロエが効く!?その真相は..


便秘にアロエは効くの?

「つらい便秘を早く治したい」便秘に苦しむあなたら、きっとそう思いますよね?食事や生活環境を改善しても治らなければ、薬や下剤も考えてしまうのではないでしょうか。
でも、「なるべく副作用の無い自然な物で治したい」というのが本音ではありませんか?そう思われる方が多いのではないかと思います。

そんな中、昔から便秘の時に、アロエが使われています。アロエの含まれる便秘薬も多く発売されていますよね。確かにアロエには便秘解消効果があります。ところが、正しい使い方をしないと腹痛や便秘の慢性化等の原因となります。
さらに、間違った使い方のまま飲み続けると、大腸メラノーシスという、大腸の中が黒くなる症状が出てきてしまうのです。

アロエ

アロエは摂り過ぎ注意!

便秘だからと言って、アロエを大量に摂取するのは止めましょう。
アロエは摂取しすぎると、激しい下痢や腹痛を引き起こします。さらに、大腸の一部に穴が開く・出血する等の副作用が出るのです。さらに、腎臓障害の危険性も考えられます。

アロエに含まれる「アントラキノン」

いろいろな下剤や便秘薬に、アロエ以外にも、センナダイオウ等が使われていますね。
これらには、アントラキノンという成分が含まれています。そのため、アロエ等を用いた下剤を、「アントラキノン系下剤」とも呼びます。

このアントラキノンを長く摂取すると、大腸メラノーシスが出来てしまうのです。この大腸メラノーシスが、下剤の効果を弱め、慢性の便秘の原因となるのです。

アロエやアントラキノン系下剤を使うなら

摂取量を守ることと、長期間摂取しないようにしましょう。アロエの摂取量の上限は、以下のように言われています。

  • アロエ抽出物・アロエエキス 1日1000mgまで
  • 1日200mgで10日間まで

また、アントラキノン系下剤は、長期の連用は控えましょう。

おすすめの便秘解消法

出来れば、副作用無く便秘を解消したいと思いませんか?そこで、私のおすすめは植物性の乳酸菌オリーブオイルです。植物性乳酸菌は生きて腸に届き、善玉菌を増やし悪玉菌を減らします。増えた善玉菌が腸内環境を良くするのです。

植物性乳酸菌は漬け物や味噌に多く含まれます。漬け物を食べると、便秘に効果のある食物繊維も一緒に摂れます。意識して、今までよりも多く食べてみて下さい。
ただ、困ったことに、市販の漬物や味噌は殺菌されていることが多いようです。殺菌されたものには、生きた乳酸菌は入っていないでしょう。
できれば、ご自分で作ってみて下さい。

そんな時間はないという人はサプリもいいかもしれません。
腸内環境を良くする乳酸菌サプリ

また、オリーブオイルに多く含まれる、オレイン酸は大腸に刺激を与えて、排便を促します。オリーブオイルであれば、コレステロールの心配も無いですから、料理の際に多めに使いましょう。

地中海地方では、便秘の時にオリーブオイルを飲むこともあります。是非試してみて下さい。