食物繊維の不足が体に及ぼす影響 – 効果的な食べ方とは
食物繊維不足が体に及ぼす影響
あなたの食生活には、食物繊維が足りていますか?食物繊維不足は、野菜不足の食生活や偏食などでおこりがちです。不足した状態が続くと、体にとって良くない影響が出てきます。
食物繊維の不足で起こる影響の中でも、まず最初に考えられるのは便秘になりやすくなる、ということでしょう。食物繊維は水を含んで、便を柔らかくしてくれ、便のかさを増すことによって排便を促します。そのため、食物繊維が不足すると、便が硬くなり、排便されにくくなるのです。
また、食物繊維は体の中に入った食べ物の中の、有害物質を吸着して、便と一緒に排泄するように働きます。そのため、食物繊維の摂取が不足すると、有害物質が腸に溜まってしまいます。そうすると、有害物質は全身に広がり、肌荒れや血管の汚染を引き起こすのです。
食物繊維不足で病気になってしまう?
食物繊維の不足によって便秘が慢性化すると、発ガン性物質が排出されずに、腸の中に溜まってしまいます。そのため、大腸ガン等のリスクが非常に高まるのです。また、全身に有害物質が広がってしまうため、動脈硬化や高脂血症などの原因にもなります。
食物繊維の間違った食べ方
実は、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。注意したいのは、不溶性食物繊維の食べ過ぎです。不溶性食物繊維を食べ過ぎると、便秘や腹部膨満感を引き起こすことがあるのです。
不溶性食物繊維の役割は、便のかさを増やすことです。しかし、これを過剰に食べ過ぎると、水を吸い込み過ぎて硬くなってしまいます。ですから、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良く食べましょう。理想とされるバランスは1対2で、水溶性が1に対して、不溶性が2です。
それから、食物繊維は消化に悪いものが多いので、良く噛まないと腸の負担となります。最低でも、1口50回以上噛みましょう。
食物繊維を多く含む食べ物
食物繊維を多く含む食べ物をいくつか紹介しておきます。以下のような食べ物です。
- こんにゃく
- 海藻類
- 果物
- 納豆
- 大麦
不溶性食物繊維を多く含む食べ物
- 豆類
- 歯ごたえのある野菜
- 精製していない穀類
- イモ類
- おから
食物繊維の効果的な食べ方
まず、先程も述べたように「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」をバランス良く食べることが大切です。そして、よく噛むことを忘れないようにしましょう。
仕事等で忙しければ、食材選びや料理に時間もかけられず、よく噛むということも難しいかもしれません。それならば、青汁やサプリメントで補うのもおすすめです。最近は飲みやすく、バランスの 良いものがたくさん出ています。便秘で悩んでいるという方は、特に試してみて下さい。
それから、私のおすすめはスムージーです。あなたのお好きな野菜や果物を適当な大きさに切って、ヨーグルト等と一緒にミキサーに入れるだけです。
食物繊維もドロドロになっているので、消化も良く、生きた消化酵素やビタミンCも摂れます。毎日飲むととても効果的です。