乳酸菌といえば、何を思い浮かべますか？
ヨーグルト、乳酸菌飲料..？ 乳製品以外の食べ物はどうでしょう？

実は、調べてみると乳酸菌は意外にも身近な食べ物に多く含まれているんです。詳しくご紹介しますね。

乳酸菌が多く含まれる食べ物

どうでしょう？中には意外な食べ物がありませんでしたか？
これらの食べ物を毎日の食事に取り入れれば、乳酸菌を簡単に摂取できますね。

ところで、乳酸菌を摂るとなぜ身体に良いのか、詳しく知っていますか。

乳酸菌の働き

乳酸菌は、腸内で次のような働きをしてくれます。

乳酸菌の働きによって腸内環境が改善されると、体にとって、とても良い効果が期待できるんですよ。

乳酸菌がもたらす「良い効果」とは

お腹のトラブルが解消する

お腹のトラブルの原因は、腸内の悪玉菌（体に悪い働きをする菌）にあります。

悪玉菌は、お腹に食べカスが溜まって腐敗した状態（腸に老廃物が溜まった状態）が大好きです。この状態では、有害物質や有害ガスが出ていて、これが便秘やお腹の張りの原因となるのです。
有害物質や有害ガスによってさらに腸内環境が悪くなると、ますます悪玉菌を増殖させてしまいます。そうすると、さらにこうした悪循環が進みます。

乳酸菌は、悪玉菌を減らして善玉菌（体に良い働きをする菌）を増やす働きがあります。実は、そもそも乳酸菌自身も「善玉菌」と呼ばれる菌に分類されます。
善玉菌が増えた良い腸内環境では、便秘やお腹の張りが解消されるだけではなく、お腹のトラブル自体も起きにくくなるのです。

肌荒れが改善する

腸に溜まった老廃物から出た有害物質や有害ガスは、血液から全身に広がって、お肌にも影響を与えます。肌荒れの悪化です。
便秘が続くと、ニキビや吹き出物などが出るのは、このような理由があるからです。

乳酸菌は腸内環境を良くしてくれるので、スムーズに排便できるようになります。そうすると、老廃物が溜まりにくくなり、肌荒れが起きにくくなるのです。

アレルギーが緩和する

腸には全身の免疫機能の６０％が集中しています。そのため、腸内環境が悪くなると腸の働きが弱まってしまい、免疫力も下がってしまうんです。

乳酸菌が増えると腸内環境が良くなるので、腸がよく働くようになり、免疫力も向上します。また、乳酸菌はリンパ球を刺激して免疫力を向上させます。
これによって、食物アレルギー・アトピー・花粉症・アレルギー性鼻炎などの症状緩和に繋がるのです。

病気が予防できる

乳酸菌によって免疫力が向上すると、病気に対して抵抗力がつくので、風邪やインフルエンザの予防、また大腸ガン等の予防にも繋がります。

ストレスが緩和する

腸内環境が悪化していると、有害物質や有害ガスが血液を通して全身に流れます。体の調子が悪くなったりしますし、ちょっとしたことにもストレスを感じやすくなってしまいます。

乳酸菌は、腸内環境を良くしてくれるので、体の調子も良くなりストレスも緩和されるのです。

バランス良く食べよう！

このように、乳酸菌はとても体にいいのです。でも、乳酸菌が多く含まれる食べ物を摂取するだけではよくありません、健康のためには食事のバランスに気を付けましょう。

体にいらない栄養素はありません。ダイエットなどで食事制限をしていても、偏食は止めて、しっかり栄養を摂りましょう。
例えば、あまり有名ではありませんがミネラルの一種にコバルトという造血作用のある成分があります。コバルトは主に肉や魚に含まれていて、ダイエットなどで野菜ばかりを食べていると不足してしまいます。コバルトが不足すると、貧血の原因になってしまいます。

また、もしあなたが便秘に悩んでいるなら.. やはりバランスの良い食事に、多めの乳酸菌が効果的です。

そもそも便秘の原因は

• 動物性脂肪の摂り過ぎ
• 食物繊維の不足
• 水分の摂取不足
  ..など

お肉中心の食生活を見直して、お魚も野菜もたくさん食べることが便秘解消の第一歩です。「バランスの良い食事に、多めの乳酸菌」を忘れないようにしてくださいね。