「納豆」は腸で活躍する隠れた万能食!


納豆は腸にとっての万能食

皆さんご存知の発酵食品「納豆」は、腸にとって良い働きをしてくれる食べ物です。
その効能は、整腸作用、便秘解消、腸の粘膜保護などです。また、納豆は栄養素がとても多い食べ物です。そのため、腸以外の各器官で活躍します。

納豆

納豆に含まれる栄養素

納豆は、栄養満点な食べ物です。納豆に含まれる主な栄養素は、タンパク質、ビタミンB6、カリウム、マグネシウム、鉄分、食物繊維、ビタミンE、カルシウム、ビタミンB2、ビタミンK2などです。
1パック45gで、ビタミンB6は銀杏約80粒に相当する量を含みます。また、ビタミンK2は、あらゆる食品の中で、「ひきわり納豆」に最も多く含まれています。

納豆が腸で果たす「有難い役割」とは

納豆を食べると、善玉菌の乳酸菌ラクトバチルスが増加します。善玉菌が腸内に増加すると、腸内環境が良くなります。また、O−157等の病原性大腸菌を抑制するのです。
納豆に含まれる食物繊維は、大腸内を酸性にして、悪玉菌を減らします。また、腸内の掃除をしながら、排便を促します。

マグネシウムは、腸内で食べ物のカスを柔らかくするように働き、スムーズな排便をサポート。また、腸の粘膜を過剰な刺激から守る効果や、神経の興奮を抑え、腸のストレスを緩和する効果があります。

腸だけではない..納豆の大活躍

納豆には、ナットウキナーゼという血栓溶解酵素が入っています。そのため、脳梗塞、虚血性疾患、老人性痴呆症、血栓疾患の予防に効果があるでしょう。
ビタミンK2も多く含まれます。このビタミンK2が骨粗鬆症の予防には欠かせないのです。

骨粗鬆症には、骨を作るカルシウムが良いと思われるでしょう?もちろん、納豆にはカルシウムも多く含まれています。しかし、カルシウムだけでは、あまり効果は出ません。カルシウムを骨に結合させるためには、「γ−カルボキシグルタミン酸」が必要なのです。この「γ−カルボキシグルタミン酸」を体内で作るために、ビタミンK2が必要となります。

その他、血圧降下の効果や、心血管病の予防血管障害の予防に優れています。
さらに、納豆レシチンポリアミンがお肌に良い効果をもたらします。ビタミンB群は、髪や皮膚を健康的にして、また、体の疲れを取る効果も期待できるでしょう。納豆が健康に良いという事は、多くの方が「なんとなく」理解はしていると思いますが、ここまで幅の広い効果が期待できるということは、あまり知られていないのではないでしょうか。

腸のために毎日食べよう

摂り過ぎると良くないコレステロールも、納豆には入っていないので、安心して毎日食べましょう。
合わせて入れると良い薬味のおすすめは、殺菌作用や胃液の分泌促進の働きをする「しょうが」を混ぜることです。これで免疫効果も期待できます。

さらに、腸のために摂りたいもの