腸内環境を整える方法は?便秘や美容にも効果アリ!
「最近、何となくおなかの調子が悪いなぁ・・それに、すぐにおなかの調子が悪くなる気がする・・」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
おなかの調子を支えているのは「腸」です。腸内の環境を整えることは、おなかの調子を良くしていくことに加えて、美容・ダイエットなどにも効果を発揮することが分かっています。
ここでは、「おなかの調子を改善したいな」と改善策が気になっている方や、「体の中からも美容や健康に気を配りたいな」と考えいる方へ向けて、腸内環境を整えるための具体的な方法をご紹介していきたいと思います。
目次
腸内環境を整えるって、どういうこと?
人の腸の中にはさまざまな細菌が暮らしています。その中でも特に腸の活動を支えているのが「善玉菌」と「悪玉菌」です。
善玉菌、悪玉菌のバランスが崩れ、悪玉菌優勢になると、腸に不調をきたして「おなかの調子が悪い」状態になります。つまり、腸内環境を整えるとは、善玉菌と悪玉菌のバランスを整え、「腸内が善玉菌優勢の状況を作る」ことを意味します。
その為、おなかの調子が悪いなと感じてたら、それは腸からの大事なメッセージです。
「善玉菌が少なくて、悪玉菌が多くて困ってます・・」腸はこのようなSOSを発信しています。
また、「最近肌荒れがひどい・・」、「ダイエット関連商品を色々試しているのに、ダイエットの効果が全くないんだけど」と美容・健康面で気になっている方も、腸内環境を整えることで、体の内側からサポートしてもらえるようになります。
次では腸内環境を整えた時のメリットを、より具体的にご紹介します。
腸内環境を整えると、どんなメリットがあるの?
腸内環境が整うと、健康を維持するための正常なメカニズムが活発に機能し、以下の効果が期待できます。
- 便秘改善
- 美容効果
- ダイエット効果
- 免疫力アップ(アレルギー対策)
- 健康の好サイクル
順番にご紹介していきます。
便秘改善
腸内環境を整えると、腸内の活動が活発になってお通じが良くなります。その為、便秘にお悩みの方は、腸内環境を整えることが大切です。
美容効果
腸内環境が乱れて悪玉菌優勢になると体の中の毒素が溜まり、肌荒れなどの肌トラブルの元となります。腸内環境を整えることで、この毒素を抑えることが出来ますので、その他の美容効果をサポートしてくれます。
ダイエット効果
悪玉菌優勢の状況は、ダイエットにも天敵です。悪玉菌優勢になると毒素をため込むことになりますので、結果として痩せにくい体質へとなってしまいます。腸内環境を整えることで、毒素の排出を促す効果が高まり、ダイエット効果をサポートしてくれます。
免疫力アップ(アレルギー対策)
腸内には多数の免疫細胞があります。腸内環境を整えることで、免疫細胞が活発に機能するようになりますので、免疫力アップに繋がります。また、免疫力アップはアレルギーへの対策にもなります。
ただし、現在アレルギーをお持ちの方は一概に腸内環境が原因とは言えない可能性がありますので、断定はせずに医師の診断を仰ぐようにしましょう。
健康の好サイクル
「便秘が改善した、肌荒れが改善した、ダイエット効果を感じている、体調がいい・・」腸内環境を整えることで期待出来るメリットを列挙してみましたが、このような状態だと、体の状態だけでなく精神的なストレスも減りますので、より健康的な毎日を過ごせるようになります。
腸内環境を整える方法は?
腸内環境を整えるための方法のうち、普段の生活と特に関わりが深く、すぐにでも始められる方法をご紹介していきます。
- 食事
- 運動
- 睡眠
- リラックス(好きなことをやる)
- 無理をしない
順番にご紹介していきます。
食事
「体は食べたものでできている」と言われます。
腸内環境を整えるためには、なんと言っても毎日の食事が大切です。
その時に意識して取り入れたいのが、善玉菌の代表格であるビフィズス菌や乳酸菌、善玉菌の栄養源となる食物繊維やオリゴ糖です。
それぞれ、以下の食品に含まれています。
- ビフィズス菌・・ヨーグルト(ビフィズス菌入り)など
- 乳酸菌・・ヨーグルト(乳酸菌入り)、乳酸菌飲料、チーズなど
- 食物繊維・・納豆、玄米、アーモンドなど
- オリゴ糖・・バナナ、はちみつ、りんごなど
これから腸内環境を改善してみようかなとお考えの方は、まずは「腸内環境を良くする」メニューを少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
朝食において、ご飯派の方は納豆を、パン派の方はパンにりんごジャムをつけるだけでも、腸内環境を整えるのに効果的です。最近では、食物繊維が豊富なシリアルも登場していますので、シリアルにヨーグルトをかけて食べるのもおススメです。
一つ注意したいのが、一回の摂取では効果が薄いということです。善玉菌は継続して補っていく必要がありますので、毎日の食生活でプラスすることを継続することが大切です。
運動、ストレッチ、マッサージ
適度な運動、ストレッチ、マッサージなどは、リラックス効果と共に、筋肉が刺激され血液の流れが良くなる効果があります。
腰をひねるなど、おなか周りのストレッチやマッサージを行うと、腸の筋肉が刺激されます。その結果、腸の活動が活発になり、腸内環境を整えるサポートをしてくれますので、積極的に取り入れてみることも効果的です。
睡眠
慢性的な睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こします。自律神経の乱れは腸の活動にも影響しますので、しっかりと睡眠をとることが大切です。
リラックス(好きなことをやる)
お風呂に入る、音楽を聴いてリラックスする、趣味など自分が好きなことをやることなどは、ストレス発散になります。ストレスの発散は自律神経の乱れを防ぐことにも繋がりますので、腸内の活動にも良い影響が及びます。
無理をしない
過度なダイエット、急激な運動などは、リバウンドやストレスの元となります。
腸内環境を整える上で大切なことは、継続して環境を整えていくことですので、続けやすい方法を選ぶように心掛けましょう。
腸内細菌のバランスが大事!
悪玉菌は完全なワルモノではありません。善玉菌と悪玉菌のバランスが大事です。善玉菌を意識した腸内環境づくりが大切ですが、善玉菌をたくさんとろうと、食事をたくさんとり過ぎると、栄養過多で逆に腸に負担をかけてしまいます。
そこで、腸内環境を整えるために、サプリメントやお薬の服用も有用です。
サプリメントを活用する
市販のサプリメントは、腸内環境を整える為に「乳酸菌入り」、「ビフィズス菌入り」など様々な種類のモノが販売されています。サプリメントは手軽に摂取出来ますので、食事が不規則になりがちな方は積極的に摂取することを検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、サプリメントはあくまで栄養を補助する目的で摂取するものですので、毎日の食事を大切にした上で摂取することを心掛けましょう。
整腸剤を飲む
整腸作用のあるお薬の服用も有用です。お薬の服用の場合は、副作用にも特に注意が必要ですので、ドラックストアでしたら常駐の薬剤師さんにアドバイスを受けてから選ぶと安心です。また、現在お薬を服用している方は、かかりつけの医師の判断を仰いでから服用することが大切です。
なお、整腸剤については次の記事で選び方を詳しく紹介しています。
まとめ
腸内環境を整えることで、より健康的な生活を送れるようになります。腸内環境を整える方法はたくさんありますが、何よりも実際に普段の生活に取り入れていくことが大切ですので、長続きしやすく、ストレスを感じない方法を選ぶことをおススメします。
また、「おなかの調子が明らかに悪いな・・」と感じた場合は、腸内環境が悲鳴を上げているサインですので、早めに専門医の診断を受けるようにしましょう。