小食でも食後にお腹がパンパンになるのは内臓下垂?!対策は
少ししか食べていないのにお腹がぽっこり。パンパンに張って苦しい。
お腹の脂肪が増えたという訳ではなく、パーンと張ったような感じなら、もしかすると内蔵下垂が原因かもしれません。
ぽっこりお腹の原因は内臓下垂?!
内臓下垂と言うのは、腹部にある内臓が下垂した状態。やせ形の人に多く、内臓を支えるための筋肉や脂肪が少ないと起こりやすいと言われています。
内臓下垂ではどんな症状がみられる?
- むかつき
- 嘔吐
- 食欲不振
- 動悸(どうき)
- 頭痛
- めまい
内臓下垂でよく聞くのは胃下垂です。
- 胃部膨満感
- 食欲不振
- 心窩(しんか)部痛(みぞおちの痛み)
腸下垂は胃下垂が原因で起こります。腸が胃に圧迫されるので、腸の排泄運動(ぜん動運動)が起きにくくなり、便秘やガス溜まりが慢性化してしまいます。
また、腎臓が下垂した場合は、腎下垂とは言わずに遊走腎(ゆうそうじん)と言います。遊走腎では、腰痛やわき腹の鈍痛、目に見えない程度の血尿が見られるのが特徴です。
内臓下垂は、動脈硬化、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の原因にもなりますので、ひどくなる前に対策を練りましょう。
内臓下垂かどうか分かる簡単チェック!
まずは、内臓下垂かどうか自己診断してみましょう。
- 真っすぐ立って、お尻に両手を当てる
- かかとが浮かないように、そのまましゃがむ
内臓が下がっていて上手く座れないのでしょう。おそらく内臓下垂です。
上手く座れた人は...
内臓下垂ではないでしょう。便やガスが溜まって、お腹がパンパンになりやすいのかもしれませんね。
どっちにしても、お腹がぽっこり、パンパンな状態は何とかしたいですよね。それぞれの改善法をご紹介しますので、ぜひお試し下さい。
座れなかった人のための内臓下垂を改善する方法
内臓の周りにある筋肉をインナーマッスルと言います。このインナーマッスルを鍛えましょう。
インナーマッスルは、筋トレして鍛えられるような表面の筋肉ではなくて、その奥にある自律神経にコントロールされている小さい筋肉。ですから、安心して下さい。腹筋は必要ありません。
お腹周りのインナーマッスルを鍛える簡単な方法をご紹介しますね。
- 椅子に座る
- 椅子の横から座面を持つ
- 両足を前に出す
- 膝が胸につくまで曲げる
また、筋肉をつけるにはタンパク質が必要です。野菜・海藻や果物はもちろん、お肉やお魚もバランスよく食べるようにしましょう。
上手く座れた人のための便秘とガス溜まりを改善する方法
便やガスが溜まってしまう原因は、多くの場合、腸の機能低下です。ですから、腸の機能を高めると便秘やガス溜まりを改善できますよ。
腸の機能を高めるおすすめの方法
- 腸内の善玉菌を増やすこと
- 腸内の善玉菌のエサとなる食品を食べること
1.腸内の善玉菌を増やす
腸内には善玉菌と言う、私たちの健康に良い働きをしてくれる細菌がいます。
- 乳酸を産生して、腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌を排除する
- 腸のぜん動運動を促して、腸内環境を整え維持する
そのためには、善玉菌を増やす必要がありますね。善玉菌はほとんどが乳酸菌ですから、乳酸菌を摂取すると良いでしょう。
2.腸内の善玉菌のエサとなる食品を食べる
善玉菌の好物は、食物繊維とオリゴ糖。これらを食べることで、善玉菌が増え、活発に働くようになるんです。
- 野菜
- 海藻
- 果物
- 穀物
- 納豆
- 豆類
- いも類
- 大豆
- 蜂蜜
- バナナ
- たまねぎ
- ごぼう