あなたは、サツマイモ等のおならの出そうなものを食べていないのに、おならが止まらないといった経験をしたことがありますか？

おならの臭いがもの凄くくさくて、おならが止まらなくなることがある場合、腸内環境が乱れている可能性があります。

この記事では、おならがよく出る原因、考えられる病気、どうすればおならを減らすことができるのかを紹介しています。

そもそも、おならって何？

おならは、体から排出されるガスです。そのガスは、腸内で発生するガスと、口から飲み込まれるガスの二種類があります。

腸内のガスは、腸内細菌が発生させるガスです。口から飲み込まれるガスというのは、空気や胃液が、膵液(すいえき)により中和される時に発生します。

おならが多く出る病気

おならが凄く臭く、止まらないことが頻発する場合に考えられる病気は、以下のようなものがあります。

おなら以外に、下痢や、お腹の痛み等の症状が出る場合は、病院へ受診することをおすすめします。

おならが止まらなくなる原因

上記の病気以外で、おならが止まらなくなる原因は２つ考えられます。

口からお腹に入るガスが多すぎる理由

• 食事の時にあまり噛まない
• よく噛まずに早食いをすると、余計な空気を飲み込んでしまう。
• ストレスが原因で空気を飲み込む癖がある
• ストレスを溜め込むと、余計な空気を飲み込んでしまう。

腸内でガスが発生しすぎる理由

• 炭酸飲料やビールの飲み過ぎ
  炭酸は、体内で酵素と二酸化炭素と、水に分解されます。

• 食物繊維の摂り過ぎ
  特に、不溶性食物繊維を多く摂りすぎると、大腸で分解される時に発酵してガスを発生させやすくなります。
• 腸内環境が悪化して悪玉菌が増えている
  悪玉菌は、臭いの強いガスを発生させる原因の一つです。

おならを減らすには！？

おならを減らすために、日常生活で改善できることをまとめてみました。

腸内環境を整えるとおならが減る？

腸内環境を整えるには、まず腸内細菌のバランスを整えることが大切です。

腸内細菌は大きく分けて、人体に良い働きをする「善玉菌」、悪い働きをする「悪玉菌」、どちらか優勢な方の味方をする「日和見菌」に分けることができます。

善玉菌：悪玉菌：日和見菌のバランスは、２：１：７が理想です。

悪玉菌が増え、腸内細菌のバランスが乱れることにより、便秘や下痢、おならが出やすくなったり、おならや便のにおいが臭くなります。

善玉菌を増やすには？

腸内環境を整えるためには、善玉菌を増やすことがカギとなります。

一般的に知られている善玉菌には、乳酸菌、ビフィズス菌、麹菌、酵母などがあります。

乳酸菌やビフィズス菌は腸に届かない？

乳酸菌は、納豆、ぬか漬け、味噌、キムチなど、いろいろな食品に含まれています。

ビフィズス菌配合のヨーグルトなども、多く販売されるようになりました。

ですが、乳酸菌やビフィズス菌は、胃や小腸の最初の部分である十二指腸を通るときに、胃酸や胆汁によって、そのほとんどが死滅します。

腸に届く乳酸菌やビフィズス菌とは？

では、乳酸菌やビフィズス菌を効率よく摂るには、どのような方法がおすすめなのか？

毎日手軽に、自分の良いタイミングで取り入れることのできる方法としておすすめなのが、胃酸や胆汁によって死滅しにくいサプリメントです！！

その人の体質や体調によって、おすすめのサプリメントは違ってきます。

自分には、乳酸菌とビフィズス菌のどちらが合っているのか気になるという方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

さいごに

おならの回数を減らせる、においを軽減できるからといって、生活スタイルや食生活を根本から変えていくのは、なかなか難しいですよね。

できれば一度病院で大腸などを検査してもらい、病気が隠れていないかを診てもらうことをおすすめします。