お腹の違和感の対処方法

下痢を治す方法が知りたい!慢性的な下痢を予防する​方法


「緊張するとすぐに下痢になる」「朝の通勤時間にいつもお腹が痛くなり困っている」と悩んでいませんか?「もともと下痢をしやすい体質だからしょうがない」とあきらめている方もいるかもしれません。

しかし、長く続く下痢は本当に体質だけが理由なのでしょうか?
実は、いつもの食事やストレスが関係している可能性もあります。長く続く下痢を予防する方法や、下痢のときに飲む薬の種類、そして注意したい症状について紹介します。

下痢を何度も繰り返してしまう原因とは

下痢

下痢を起こす原因には、大きく分けて​2種類考えられます。ひとつめは偏った食生活などが原因の「急性下痢」、2つ目は、ストレスや過労などが原因の「慢性下痢」です。
ひとつめの急性下痢の場合、自分である程度コントロールできます。しかし2つ目の慢性下痢は、なかなか自分で予測することは難しいと考えられています。

例えば、朝の通勤時間帯にトイレの前に多くの人が並んでいるのを見たことはありませんか?
特にこういった慢性下痢の方は、ストレス性のものがほとんどです。慢性下痢は体質的なものと片づけてしまう方も少なくありませんが、ストレスによる下痢は治療の必要があることが多いので注意が必要です。

下痢を起こす原因は食生活?それともストレス?

長く続く下痢の原因について、特に多いと思われる食生活やストレスについて説明していきましょう。

食生活が原因で起こる下痢

食べ過ぎや飲みすぎが原因だと考えられる場合、生まれ持った体質的なものだと考えられるでしょう。食事の後にいつも下痢を起こしてしまうのなら、食生活が原因かもしれません。

ストレスが原因で起こる下痢

長く続く下痢の原因でもっとも多いのが、ストレスなどが原因でおこる下痢です。
この症状は過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)といわれ、下痢を起こす症状の中でひとつの病気としてあげられます。

この病気は、「下痢型」「便秘型」「混合型」の​3​つの種類があり、このような症状が​6​ヶ月以上続くと診断されます。

大腸の内視鏡検査で、大腸がんや腸による炎性の病気などが見つからない場合は、この病名がつけられます。この病気の主な原因は、ストレス以外に消化管の知覚過敏なども影響していると考えられています。

参考文献:「オレンジページ 健康寿命は自分でのばす おとなの健康」

下痢を起こさないための​3​つの予防方法

医師の説明

下痢を起こさないためには、毎日の生活習慣が大切です。具体的にどのようなことに気を付けていけばいいのか説明します。

食べ過ぎ・飲み過ぎは控える

食事をすると、まず食べ物は胃の中に入り腸が動き出します。食べ物が大腸に届くと、便を出すために腸が運動を始め、直腸に便がたまると脳に伝わり、便を出す信号を受け取ります。

正常であれば、この時点でトイレに行けば排便するのですが、食べ過ぎてしまうとこれらの流れが活発になってしまい下痢を促してしまいます。他にも、アルコールや牛乳も下痢を起こす原因になることがあります。

もう一度、普段の生活の中でいつ下痢を起こすか把握しておく必要があるでしょう。普段からよく下痢になる人は、食べ過ぎ・飲み過ぎ以外に何を食べれば下痢になってしまうのかを知っておくことも大切です。下痢になってしまう前に自分にあった食事の量や内容を普段から考えておきましょう。

ストレスを減らす

先ほど説明した通り、過敏性腸症候群の場合は、できるだけストレスのかからない生活を送ることが大切です。例えば、通勤で使う電車やバスの一区間をウォーキングをする、など自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

自分では、過敏性腸症候群だと思っていた人も、検査をしてみると大腸がんや潰瘍性大腸炎などの難病だということも考えられます。この病気は、病院で適切に治療をうければ治ることもある病気です。
自己判断はせずまず病院へ行って医師に相談しましょう。

参考文献:​IBS​(過敏性腸症候群)を治す本

発酵食品を食べて腸内環境を整える

腸内環境を整えると、便秘や下痢を解消することができます。健康的な腸内環境を手に入れるためには、発酵食品を普段の食事に取り入れるとよいでしょう。
例えば、納豆やヨーグルトなどは調理をせず簡単に食べることができるのでおすすめです。これらの食べ物が苦手な方には、チーズ・キムチにも乳酸菌など多くの菌が含まれています。

このような食事を続けていると、腸内に善玉菌が増え腸内を活性化させることができます。ただし、これらの食品も食べ過ぎてしまうと、逆に便秘や下痢の原因になりますので注意しておきましょう。

参考文献:​「Dr.​クロワッサン 免疫力アップ、痩せる、若返る 腸内フローラ健康法」

長く続く下痢のときに使う市販薬の種類

食べ過ぎや飲み過ぎが原因の場合、市販薬で一時的に症状を抑えることも可能です。
しかし、あくまでも一時的に症状を抑えることが目的なので、何度も同じ症状が続く場合は医師に相談して薬を出してもらった方がいいでしょう。

整腸剤

腸の動きが低下すると、お腹がゴロゴロと音がなったりすることがあります。こういった症状を、整腸薬に配合されている乳酸菌などの菌類が腸内環境を整え、便秘や下痢などの症状を抑えることができます。

止しゃ薬(ししゃやく)

食べ過ぎ・飲み過ぎが起こると、胃腸機能が低下し下痢を起こしてしまいます。そのような下痢の症状に止しゃ薬は、効果を発揮します。
止しゃ薬の成分は、腸の粘膜を引き締めたり、腸内で発生した有毒物を吸収する成分などが配合されています。

参考文献:​「OTC​医薬品の基礎知識」

こんな症状は病院へ

過敏性腸症候群の場合、下痢や便秘の症状が重くても、熱が出たり、吐いたり、体重が減ったりするなどの症状が起こることはありません。
長い間下痢が起こる病気には、ウイルスなどに感染した下痢、腸に炎症が起こる潰瘍性大腸炎、大腸がんなどがあげられます。

いつも起こっている下痢の場合でも、他に症状が伴っていないか確認し、もし少しでも不安を感じたら医師の診察を受けておきましょう。

参考文献:「​IBS​(過敏性腸症候群)を治す本」