善玉菌と悪玉菌

善玉菌と悪玉菌。1度くらいは耳にした事があるのではないでしょうか?

善玉菌や悪玉菌と言うのは、私たちの腸内にいる細菌のことです。

腸内細菌の種類

  • 善玉菌:良い働きをする菌
  • 悪玉菌:悪い働きをする菌
  • 日和見(ひよりみ):その時々で、良い働きをしたり、悪い働きをする菌
健康な人では「善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%」と言われています。
それぞれの働きとその種類をご紹介しましょう。

腸内細菌の腸内での働き

お腹

善玉菌の働き

善玉菌は、私達の健康のために働くありがたい菌です。善玉菌の腸内での働きをまとめると、

  1. 正常な腸内環境の維持
  2. 免疫活性化
  3. 消化の補助
  4. ビタミンの生成
  5. 短鎖脂肪酸の生成

1つずつ見ていきましょう。

1.正常な腸内環境の維持

  • 酸を発生させて悪玉菌を排除し、善玉菌を増やす。
  • 排泄を促し、腸内環境を正常な状態に維持する。

2.免疫活性化

  • 外から腸に入って来た病原菌などが、腸に付着するのを防ぐ。
  • 善玉菌の刺激から、免疫細胞が活性化。

3.消化の補助

  • 私達の腸では分解できない食物繊維・ミネラルを分解する。

4.ビタミンの生成

  • ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンKを生成する。

5.短鎖脂肪酸の生成

  • 短鎖脂肪酸を生成する。これは、発がん予防・免疫機能の調節・糖尿予防・肥満予防・抗ストレス等に使われる。

このように、善玉菌は私たちの健康に欠かせないパートナーなのです。

悪玉菌の働き

反対に、悪玉菌は私たちに害を及ぼす困った菌です。
その1番の害は、腸内のタンパク質を腐敗して、腐敗物質(アミン・アンモニア・硫化水素など)や有害ガス、発がん性物質を発生させる事です。

これらは、腸内を腐敗させ、腸の機能を鈍らせます。
また、悪玉菌が繁殖した状態が続くと、腐敗物質や発がん性物質が吸収されてしまいます。すると、これらが血液を通って全身を巡ってしまうのです。

悪玉菌が繁殖した状態では、善玉菌は少なくなっています。その結果、善玉菌の働きも期待できません。腸内環境が悪化し、免疫が低下することによって、さまざまな病気にかかりやすくなってしまうでしょう。

日和見菌の働き

日和見菌は、善玉菌が優勢の時は善玉菌のように働き、悪玉菌が優勢の時は悪玉菌のように働く菌です。
その時々で強い方に付くので、こんな名前が付けられたのです。

腸内細菌の種類

腸内細菌

善玉菌の種類

腸内の善玉菌は、ほとんどが乳酸菌です。乳酸菌と言うのは、糖から乳酸を生成して、なおかつ腐敗物質を作らない菌の総称です。

乳酸菌は、乳酸だけを生成するホモ乳酸菌と、乳酸以外にアルコールや酪酸などを作り出すヘテロ乳酸菌の2つに分類されます。
主な乳酸菌を挙げてみましょう。

ホモ乳酸菌

  • ラクトバチルス属
  • エンテロコッカス属
  • ラクトコッカス属

ヘテロ乳酸菌

  • ビフィドバクテリウム属(ビフィズス菌)

悪玉菌の種類

悪玉菌には、有毒株の大腸菌やウェルシュ菌があります。有毒株って?と思った人もいるでしょう。
実は、ほとんどの大腸菌は無害なんですが、中には毒性のある大腸菌がいて、これが問題なのです。

日和見菌の種類

日和見菌には、バクテロイデス・大腸菌(無毒株)・連鎖球菌があります。

善玉菌に繁殖してもらおう

私たちの健康を維持するには、パートナーである善玉菌に繁殖してもらわなくてはなりません。
そのためには、以下のようなことを意識する必要があります。

  • 善玉菌の好物を摂取して、善玉菌を増やす事
  • 悪玉菌の好物の摂取を減らして、悪玉菌を減らす事
上記の2つを満たす方法として、「繊維質が多く、低タンパク質な食事」が挙げられます。
善玉菌の好物は、野菜などに含まれる食物繊維やオリゴ糖です。また、悪玉菌の好物はタンパク質です。

お肉ばかりを食べず、野菜や海藻も食べましょう。そうすれば、上記に当てはまるような食事が、バランス良く取れるようになります。
継続的に乳酸菌が含まれる食品を取る事も有効です。腸に生きた乳酸菌を送り込みましょう。

また、不規則な生活は悪玉菌を増殖させてしまいます。出来るだけ、規則正しい生活をしましょう。
でも、忙しい人は、食事に気を配るのが難しかったり、いつも睡眠不足を引き起こしているかもしれません。

そういう方には、乳酸菌のサプリメントがオススメできます。
生きた乳酸菌自体を、サプリで摂取するのも1つの手段です。

 


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