巷にあふれている「腸内環境に良い」という情報は、すべて正しいものとは限りません。もしくは、「あなたにとっては良いものにはならない」場合もあります。それに、同じ食材でも、良いと言う人もいれば、悪いという人もいます。読む本や、見るブログによっても、良いと載っていたり、悪いと載っているものもあります。

本当はどっちなんだろう?と思ったことはないですか?私は実際、違和感を抱いたことが多々あります。それで、違和感を抱いた情報について、調べてみました。そして、「これは本当に良いものだ」と実感できたものを摂るようにしています。

そんな中で、これから「腸内環境を改善したい」という人の参考になるようなものをまとめてみました。読んでみて、「なるほど」と思ったら、是非今後の参考にしてみて下さい。

知りたい女性

「グリーンスムージーは健康に良い」のウソ・ホント

女優さんやモデルなども飲んでいることで話題になった「グリーンスムージー」ですが、間違った知識で飲用していると、逆効果になることがあります。グリーンスムージーは、生の野菜や果物をミキサーにかけジュース状にした飲み物ですね。

グリーンスムージーを食物繊維を補う目的で、適度に飲用するのであれば特に問題はありません。それは、現代の日本人の食物繊維摂取量が大幅に減少しているという事実があるからです。日常の食事では摂れない野菜や果物を、グリーンスムージーで補う。これなら有用でしょう。

しかし、グリーンスムージーが合う人と、合わない人がいます。合わない場合は逆効果になりますので注意が必要です。グリーンスムージーは体の熱を下げる効果があります。ですので、体に熱がこもりやすい人はいいですが、冷えがかなり強い人には合いません。普段から冷えを感じる人や、冷たい物や飲み物で体が冷える人には向いていません。

また、グリーンスムージーはミキサーで野菜や果物をドロドロにするので、そのまま食べるより野菜や果物をたくさん摂ることができます。ただし、胃腸が弱い場合、生の野菜や果物を一度に大量に摂ると、消化不良で胃もたれを起こしたり、逆に胃酸が過剰に分泌されて胃痛を引き起こす場合があります。

緑黄色野菜は、油と一緒に摂った方が吸収が良くなります。サラダにドレッシングをかけて食べるのもこのためです。吸収を良くするためには、オリーブオイルなどを入れるといいかもしれませんね。ただ、グリーンスムージーを飲んで、胃もたれや胃の痛みがある場合は、一旦飲むのを止めた方がいいでしょう。

グリーンスムージーを毎日飲んでいるという人には、「植物性の食材だけを摂るのが体にいい」といった極端な考え方をもつ人がいます。人間の体は、たんぱく質、糖質、脂質といった様々な栄養素でつくられています。

ところが、植物性のものだけでは、たんぱく質がほとんど含まれていません。また、アミノ酸の種類も偏っています。朝食はグリーンスムージーだけですませているといった場合、たんぱく質の不足になります。

また、グリーンスムージーはジュース状になっていて飲むだけですので、「噛む」動作がありません。実は、この「噛む」という動作は健康と大きく関係しているのです。噛むことで唾液が分泌され、唾液に含まれる酵素の働きによって、胃腸の負担を軽くするとともに、栄養素を効率よく吸収します。ですので、「消化と栄養素の吸収」から見ても、噛まないグリーンスムージーはマイナス効果となる場合があります。

水を飲む女性
「豆乳は健康に良い」のウソ・ホント

健康食で話題の「豆乳」ですが、これも食べ方や人によっては逆効果となる場合があります。大豆には様々な効用がありますね。

  • 胃腸の機能を助ける
  • 造血を促す作用
  • 血流を良くする
  • 生活習慣病予防に有効
  • 女性ホルモンに良い
しかし、大豆は生で食べると、体を冷やしてしまいます。ですので、冷え性の人が、毎日豆乳をそのまま飲むと、体を冷やして下痢の症状などを引き起こします。 また、「大豆アレルギー」で豆乳を飲むとアレルギー症状が心配、という人もいますね。市販で売られている

豆乳にも、色々な種類があります。有機豆乳や無添加のものもあれば、糖分や保存剤などの添加物が入ったものまで、メーカーなどによって様々です。いくら豆乳自体の栄養があっても、添加物が大量に入っていては効果も期待できないでしょう。

それに、大豆に含まれる農薬や添加物にアレルギー反応を起こしている場合もあります。「小麦アレルギー」も最近増えているようですが、これも「小麦」自体にアレルギー反応を起こしているわけではなく、小麦の農薬に反応している場合もあります。

特に、輸入の小麦粉にはポストハーベストという農薬が使われています。これは、収穫後の農産物に使用する農薬(防虫剤、防かび剤など)のことで、腐敗しないように使用されています。安くて大量に作られるものには、このような素材が使われていることがほとんどでしょう。そうでない場合には、ちゃんと「国産小麦を使用」などと謳われています。

 また、豆乳の原料となる大豆は、栄養や薬効に優れた食材ですが、消化が悪いということが難点です。そのため、日本では古くから、大豆を加工したり発酵食品として摂り入れてきました。そうすることで、大豆の栄養をちゃんと消化吸収できるというわけです。

以前紹介した豆乳ヨーグルトも、発酵食になります。豆乳そのままでは体に合わないという人は、豆乳ヨーグルトにしてみてはいかがでしょう?

自宅で簡単に作れる!自家製豆乳ヨーグルト

気づき

 体質改善には、どんな食べ物を摂り入れたらいいのか?

 体質を改善するのであれば、まずは自分の体質を知るべきです。同じ食材でも、食べる人の体質や体調によっては、薬になるものでも毒になる場合もあります。漢方の考えを基本とした薬膳でも、人の体質や食材を「陰」と「陽」で分けて考えます。また、同じ食材でも調理の方法や食べる時期によっては、効用も違ってきます。

 近年は、ネットやSNSなどあらゆる所で、健康に関する情報があふれています。雑誌に紹介されていたから、ブログに書いていたからと、外からの情報だけを鵜呑みにするのは懸命ではありません。先ずは、正しい知識を身につけることから始めてみてはいかがでしょう? そして、それが果たして、本当に自分にとって効果のあるものなのかを、検証することが大切ではないでしょうか。

 今の情報過多の世の中で、同じ内容のことでも、発信者によって考え方が違う場合があります。「豆乳は健康に良い」ということでも、賛否両論の考え方があります。それは何故でしょう?

答えは簡単です。人は一人として同じ人間はいないからです。誕生日が同じ人でも、兄弟や家族でも、体質は全く同じではありません。育った環境条件や、食べてきたもので体質は変わってきます。

 あなたの体は、あなたが食べてきたものでつくられている

 まさに、今日食べるものが、明日の自分をつくるのです。何気なく、コンビニやスーパーで安いからと手にしたモノが、明日のあなたの体を作っているのです。今日、何を食べるかで、明日からの自分は変わるとも言えます。

 私は子供の頃、母親からごはんを残すとたいそう怒られました。子供の時は、「怒られるから、ご飯を残せない」でしたが、今は「もったいなくて残せない」になりました。それは、お米一粒を作る苦労がわかったからです。

「米粒一粒、無駄にするな」これは、お百姓さんや、お百姓さんの苦労を知っている人なら誰でも思うことでしょう。今は、手軽にお金を出せば何でも手に入れることができます。それは逆に、どこで何を買うかを一人一人が選べるということです。どうせお金を出してモノを買うのであれば、いいものを買いたいですよね?

その「いいもの」とはどんなモノなんでしょう?

 食べ物にはすべて、それが出来上がるまでの作る過程があります。生の野菜でも、その野菜をどこでどんな人がどんな風に育ててきたのか、という過程があります。加工品でも、それをどこでどんな人がどんな材料をどういう風に加工したのか、という過程があります。

その食べ物が、果たして自分にとって「いいもの」なのかどうか?その判断をするとき、そのものの過程を知ることも、大事な要素となるのではないでしょうか。


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