最近では、健康に良いと注目されている豆乳。
豆乳には、次のような効果があると言われています。

豆乳に期待できる効果

  • 肥満予防
  • ガン予防
  • 動脈硬化防止
  • 骨粗しょう症予防
  • 脳の活性化
  • コレステロール低下
  • 老化予防
  • 便秘改善
  • 整腸作用
  • 美肌効果
また、あくまで「噂」のレベルですが、バストアップの効果があるかもしれないとも言われています。
健康のために、牛乳の代わりに豆乳を毎日飲んでいる、という人も多いでしょう。

一方、実は豆乳を飲むと下痢をするという人も多くいるのです。

トイレの女性

豆乳は下痢をしやすい飲み物?3つの理由

豆乳で下痢をしてしまう理由は、3つ考えられています。

豆乳が下痢を引き起こす理由

  1. 大豆アレルギー
  2. マグネシウムの過剰摂取
  3. 消化不良

1.大豆アレルギー

まず、国民生活センターの2013年12月5日の発表をご紹介しましょう。

国民生活センターのPIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、豆乳等により、皮膚や粘膜のかゆみ、赤み、腫れ、じんましん、呼吸困難等のアレルギー症状を発症したという相談が2008年度以降の約5年間で15件寄せられている(2013年10月末までの登録分)。

寄せられた相談の中には、豆腐など他の大豆加工食品ではアレルギー症状が出ず、豆乳等を飲んだ時に発症したという事例もみられた。
大豆による食物アレルギーは、大豆を原材料とした食品を食べたことにより発症する症例と、主にカバノキ科花粉症の患者が、豆乳などを摂取した際に発症する「口腔(こうくう)アレルギー症候群」が知られており、近年、花粉症の増加に伴い、後者の症例が増加しているとされている。

(注)本件においては、「豆乳類の日本農林規格」で規定された「豆乳」、「調製豆乳」、「豆乳飲料」と、その他、大豆を主な原材料とする飲料を含め、「豆乳等」としました。
カバノキ科の花粉症の方や、りんご、ももを食べて喉がかゆくなる方は、今後豆乳による口腔アレルギーを発症する可能性がありますので、注意が必要です。
豆乳等を摂取してアレルギー様の症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診しましょう

出典:国民生活センター 豆乳等によるアレルギーについて

食物アレルギーと言えば、湿疹や痒みといった症状が多いですが、実はアレルギー症状の1つに下痢があります。アレルギーの症状が下痢だけのこともあるんです。

大豆アレルギーの人はもちろん、そうでなくても、豆乳は大豆を加工した食品の中でも大豆タンパク質が多く含まれていて、アレルギーを引き起こしやすいのです。
また、花粉症の人もアレルギー症状が出ることがありますので、注意が必要です。

  • 豆乳は大豆たんぱく質が多く含まれていて、アレルギー症状を引き起こしやすい。
  • アレルギー症状の中には、下痢だけの症状という場合もある。

2.マグネシウムの過剰摂取

マグネシウムは、豆類、魚介類、海藻類、野菜類に多く含まれています。カルシウムとともに骨や歯を作るミネラルです。そして、豆乳にもマグネシウムが多く含まれています。

マグネシウムは便を軟らかくする働きを持っていて、その効果は便秘薬にも使われる程です。と言う事は、マグネシウムを摂り過ぎると、便が軟らかくなり過ぎて下痢になってしまいます。便秘気味の人には良いかもしれませんが、そうでない場合は不必要に便の回数が増えてしまったり、下痢を起こしてしまう可能性も考えられます。

もし、毎日納豆や豆腐を食べても下痢をしないのなら、下痢の原因はマグネシウム以外にあるかもしれません。
大豆製品の摂取を控え、下痢の調子がどう変わるのか様子を見守りましょう。

3.消化不良

「牛乳を飲むと下痢になるから豆乳に変えた」という人も多いと思います。確かに、牛乳に含まれる乳糖を分解できない人は、牛乳で下痢をしやすいです。
でも、豆乳も体質によっては消化不良を招いて、下痢になりかねません。

豆乳に含まれるトリプシンインヒビターが腸内に入ると、タンパク質分解酵素と結合して、酵素の働きを阻害してしまいます。そうすると、タンパク質の分解が上手くできず、消化不良となって下痢になってしまうのです。

ただし、日本豆乳協会では、消費者からの質問に次のように答えています。

生の大豆に含まれているトリプシンインヒビターについて心配されているのだと思いますが、大豆を加熱処理してつくられる豆乳(液)のトリプシンインヒビター量はわずかで、そのような心配はいらないと思います。

トリプシンインヒビターは、たんぱく質の分解酵素の働きを阻害(消化不良)すると言われていますが、膵臓の働きを活性化(インスリン増加)させたりするので、糖尿病などの予防にいいとも言われています。

出典:日本豆乳協会 トリプシンインヒビターについて

この場合も、心当たりがある方は豆乳の摂取量を控えて、便の調子がどのようになるのか様子を見ることをお勧めします。

乳製品飲料

体に良いからと言って、飲み過ぎないこと。適量を守るように気をつけよう。

下痢をしない飲み方は!?

日本豆乳協会では、1日の豆乳の摂取量は、200~400mL程度が目安としています。
また、次のようにも案内されています。

(大豆に限らず)アレルギー体質の方は、何にでも過敏の方が多いですから、豆乳が初めての方や少々体調が不良の方は、少しづつ飲んでみて、自分にはなじめそうだなと感じたら少しづつ飲む量や頻度を増やすようにしたらいいと思います。

出典:日本豆乳協会 アレルギー体質の人は

豆乳によって下痢が起こるようであれば、まずは量を減らして少しずつ飲んでみましょう。
もし、飲むと毎回下痢をするようであれば、豆乳を飲まないようにした方が良いでしょう。大豆アレルギーが疑われるなら、一度、アレルギー検査に行くと安心です。

ところで、あなたが飲んでいる豆乳。冷蔵庫で冷やしていませんか?
豆乳でなくても、冷たい飲み物は下痢になりやすいので、温めて飲むと良いかもしれません。


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