腸は、人体の最大の免疫器官です。免役というのは、体を守るための抵抗力ですね。
免疫系の主役となるリンパ球の、約60%が腸に集中しています。そのなかでも、重要なのがパイエル板です。

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パイエル板とは?

パイエル板は、小腸の下部にある回腸の中の、免疫細胞の集合体です。貪食(どんしょく)細胞のマクロファージや、リンパ球のT細胞、B細胞、NK細胞等が、この中にいます。
このパイエル板を活性化させることは、免疫力のアップに繋がりますから、体の健康を維持するのに不可欠なのです。

  • マクロファージ
    マクロファージは、アメーバのような触手を持っていて、動き回り、体内に侵入してきた異物を捕食します。リンパ球や顆粒球に敵の侵入を伝える役目も担っています。
  • T細胞
    T細胞は、小さい異物やガン細胞に、分解酵素のパーフォリンを撒いて分解します。B細胞に攻撃命令をだす役目も担っています。
    T細胞には、ヘルパーT細胞・制御制T細胞・サプレッサーT細胞などと多くの種類があります。その働きは、細かく分類されているのです。
    特筆すべきなのは、制御制T細胞でしょう。その役割は、T細胞全体の数のバランスをコントロールしています。例えば、増え過ぎたヘルパーT細胞を抑制するといった働きを持つのです。
  • B細胞
    B細胞は、小さい異物に抗体を出して、無毒化します。異物の情報をマクロファージや顆粒球に伝えることで、活性化させる役目も担っています。
  • NK細胞
    ナチュラルキラー細胞は、ガン細胞を死滅させる物質のグランザイムを分泌します。ガン細胞を食べて分解します。

パイエル板の歴史

パイエル板は、1677年に、スイスの医師であるパイエルさんが発見したものです。
小腸内壁のヒダを覆う絨毛は、小腸内部に均一に生えているのではなく、絨毛が未発達の領域がところどころに点在していることを発見しました。医師自身の名前から、パイエル板と名付けられました。

その役割は長らく不明でしたが、1970年代から免疫の研究が盛んになり、免疫細胞の集合体であることが徐々に解明されたのです。

パイエル板を活性化するために

パイエル板の機能は、腸内環境に依存します。善玉菌が優勢でないと、活性化されません。
善玉菌を増やすことが、パイエル板活性化に繋がります。規則正しい生活、野菜中心の食事、適度な運動、ストレスをためないことを心掛けましょう。

免役活性に働く乳酸菌


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