便秘とまではいかなくても、排便が不定期だったり、お腹の張りやガスが溜まっているような「すっきりしない感じ」を、常に感じているという方はとても多いようです。

便秘には、はっきりとした定義はありません。例えば、2〜3日間排便がなかったからと言って、便秘という訳ではありません。
腸に関する専門医の間では、通常、1週間も便が出ない場合や、下剤などのお薬を使わなければ排便が困難な場合を、「便秘」と認識しているそうです。

お腹が痛い

「お腹の張り」の根本原因とは?

そうした「便秘」とは違い、常に下腹部や腸の周辺がポッコリと張っている感覚がある。ガスが溜まっているような感じがするのは、一体何が起きているのでしょうか?

こうした症状の原因は、「腸」にあります。あなたのお腹が膨張する感じがするのは、腸の働きに何かしらの不具合が生じていると考えるのが自然です。
私自身、仕事のストレスが酷かったある時期には、みぞおちの少し下あたりに、常に膨張感を感じ、胃の少し下辺りが気持ち悪いような感覚に悩まされていました。後ほど説明しますが、腸の働きは脳の神経系と密接に結びついています。

いずれにしても、便秘にしろ、お腹の膨張感にしろ、原因となるのは「腸が正常に働けていない」ことにあります。腸の動きが停滞したり、鈍くなったりすれば、便が腸の中に留まり続けます。
そうすると、腸の中では溜まったガスが正常に排出されず、お腹が張った感じに悩まされることになるのです。

この他にも、お腹の張りにはいくつかの原因が考えられます。

  • 食べ過ぎによる胃腸の消化機能低下
  • 食事中に吸い込んだ空気が胃腸に溜まる
  • 急性胃炎、胃下垂(いかすい)、胃腸虚弱などの疾患

いずれも、便秘や腸の不調と比較すると、あまり症例は多くないかもしれません。

今回の記事は、今の日本人にとても多い、腸の働きの不具合による「腹部膨張感」の改善について、説明します。

増え続ける「お腹の張り」と「便秘」

あなたのお腹の張りの原因が、腸の不調にあるのだとしたら、その原因と改善方法とは一体どのようなものでしょうか。
こうした症状(お腹の張り)で消化器科や内科などの病院を訪れると、意外にも明確な治療法が提示されない事が多いようです。私自身、同様の理由で消化器科を受診した際には、整腸剤を2週間分渡されただけで、様子をみるように言われたものです。

実は、便秘や腹部の膨張感を根本的に治すには、自身でしっかりと生活習慣を見直す事が最も必要な治療方法となるのです。
病院としても、直接的にできることは、下剤を渡すことと、内視鏡で腸の中を検査することくらいしかないのです。

にもかかわらず、お腹の不調、張りを訴える人は増加しており、特に10代〜30代の女性の40〜50%の方は、便秘やお腹の不調で悩んでいるとされています。

薬に頼らない「根本治療」

誰だって、自ら進んで下剤に頼りたいとは思わないはずです。
しかし、「どうしても出ない..」という辛さをなんとかしようとすると、一番手っ取り早いのは薬や浣腸に頼ることになってしまいます。最近では、お腹の張りを解消するための市販薬も沢山の種類のものが販売されるようになりました。
ドラッグストアに行けば手軽に手に入れることができる。そうなると、ついつい薬に手が出てしまうという気持ちも、よく理解できます。

それでも、知っておいて欲しいのは、こうした薬はあくまでも「その時だけ、腸に刺激を与えて便を出す」「その時だけ、ガスを消泡させる」といった、一時的な対処方法にすぎないということです。

しかも、下剤などに長く頼ってしまうと、「薬を使わなければ便が出ない」「薬を規定量以上に使わなければ効果がない」といった、薬の依存症状を引き起こしかねません。

薬

回りくどくても、生活習慣の改善から!

あなたが、本気でお腹の張り便秘を改善したいと考えているのなら、生活習慣の改善は避けては通れません。
これまでにも、このブログで説明しているように、以下のことは腸内環境を改善する上で効果的な方法です。一番効果を実感しやすい、たった3つの方法を紹介させていただきます。

  1. 食生活の改善
    食べ過ぎ、脂っこいものや甘いものなど、偏った食生活は自ら腸を痛めつけているようなものです。野菜や果物、発酵食品、海藻、お刺身、といった風に、バランスのよい食事を食べ過ぎないように徹底しましょう。
    乳酸菌の含まれる発酵食品やヨーグルトなどは、積極的に摂り入れるようにします。
  2. ストレスの解消
    実腸は非常に繊細な器官です。排便をするには、腸が便を排出するための「ぜんどう運動」と呼ばれる働きをします。ストレスを受けると、「ぜんどう運動」に必要な神経のスイッチを、うまく切り替えられない状態になってしまうのです。仕事や人間関係など、ささいなストレスは、その日のうちに発散させる心がけが必要です。
  3. 毎日の運動
    運動をする意義は2つあります。1つ目は腸の動きを活発にさせること。2つ目は「便秘の大敵」である、ストレスを溜めないようにする効果です。
    そのためにおすすめしたいのが、毎日30分間のウォーキングです。歩く、という行為は腸を刺激し、動きが活発になるとういうこと。そして、誰でも手軽に始められるということもポイントです。
今回は、まずお腹の張りを改善させるための「はじめの1歩」をお伝えしたつもりです。
症状が酷い場合や、お腹に痛みが生じる場合などは、前述した「その他の病気」の可能性も考えられます。違和感を強く感じる場合は、消化器科などで精密な検査を受けることをお勧めします。

しかし、現代人の多くの方が感じる「腸の不具合」は、ほとんどが生活習慣によるものです。そうした人達にとって、上に挙げた3つの改善方法は、初歩的なことながらしっかり継続して守れば、少しづつ確実に、改善に向けて効果を実感することができるはずです。
もう少し詳しい方法を知りたいという方は、本屋さんなどで「便秘改善」に関する書籍を購入してみることもお勧めします。

それから、腸内環境を健康に保つためには、「善玉菌」つまり、乳酸菌を継続的に摂取することも大切だということを忘れないでください。
乳酸菌は、生きたまま腸に届くことで、初めて効果を発揮してくれます。最近では、質の高い乳酸菌を効率よく摂取することができるサプリメントに注目が集まっています。

腸内環境を効率よく改善する、おすすめのサプリメントは?

質の高い乳酸菌を、生きたまま毎日の食事から摂取することは、少々ハードルが高いと感じるかもしれません。サプリメントなら、そうした手間が削減できるので、どのような人にも継続しやすいのです。

こうして改めて考えてみると、お腹の張りや便秘といった、腸内環境の不調を根本から改善させるために、私たちができることは限られています。
とても簡単なことの積み重ねです。地味な作業なのかもしれません。だからこそ、継続することが本当に難しいのです。


乳酸菌サプリメント