花粉症の時期になると、マスクやティッシュが手放せない...
深々とかぶった不思議な形の帽子。やけに大きいゴーグルに巨大なマスク。これではオシャレどころではありませんよね。

花粉症

乳酸菌が花粉症の症状をやわらげてくれる?!

乳酸菌の花粉症への効果をご説明する前に、花粉症についてご説明しましょう。

日本で初めて花粉症が報告されて早50年が経ち、2008年時点では日本国民の29.8%(花粉症環境保健マニュアル)、つまり3人に1人が花粉症にかかっているというデータが報告されました。

花粉症の症状

本来、花粉は私たちの体にとって無害なものですが、その花粉を「異物(アレルゲン)」だと判断することがあります。

アレルゲンは、アレルギー症状を引き起こす原因になるもののことで、花粉をアレルゲンと判断すると、花粉症の様々な症状が現れるんです。

花粉症の主な症状

  • 体外に追い出そうとする働き ⇒ くしゃみ、鼻水、涙目
  • 体内に入れないようにする働き ⇒ 鼻づまり
  • アレルゲンが知覚神経を刺激すると ⇒ 目のかゆみ
  • アレルゲンに刺激された血管が拡張すると ⇒ 目の充血

花粉症が増えた要因と症状を悪化させるもの

1961年のブタクサ花粉症の報告を皮切りに、その後スギ花粉症、イネ科の花粉症が報告されましたが...

日本で1960年頃からスギ花粉症が急増した原因としては、農林水産省が推奨してきた大規模スギ植林が主に挙げられている。

出典:Wikipedia スギ花粉症

花粉症患者が増加している要因として、飛散する花粉数の増加、母乳から人工栄養への切り替え、食生活の変化、腸内細菌の変化や感染症の減少などが指摘さ れている他、大気汚染や喫煙なども花粉症患者の増加に影響しているとされてい ます。

これらの要因のうち、最近の研究では花粉症の症状を悪化させる可能性があるものとして、空気中の汚染物質やストレスの影響などが考えられています。

欧米では昔から枯草熱などの類似疾患が多く報告されていたのに対し、日本で は1970年代前半から急に報告が増えたこともあり、食生活など生活習慣の欧米化による人間側の変化の影響を指摘する意見もあります。

また、花粉症の症状と関連性の強いものの一つとしてタバコを指摘する報告がある他、換気の悪い部屋でのストーブやガスレンジなどの燃焼による室内環境の汚染も花粉症の症状悪化に関係するとの指摘もあります。さらに春先の黄砂が花粉症の症状を悪化させる可能性が指摘されています。

出典:花粉症環境保健マニュアル 2014年1月改訂版

花粉症のメカニズム

白血球の中のヘルパーT細胞には、Th1とTh2の2つがあり、白血球の中の制御性T細胞の働きでバランス良い数に保たれています。

ヘルパーT細胞の働き

  • 主にTh1が働き、ウイルスや病原菌を攻撃する指令を出す
  • 主にTh2が働き、抗体を作る指令を出す
ところが、花粉症の人は制御性T細胞の数が減っているため、バランスが崩れてTh2が増え過ぎているんです。それで、免疫が正常に働かず、花粉を異物(アレルゲン)と判断してしまうのです。

ですから、花粉症の症状緩和には、制御性T細胞を増やしてTh2を減らし、免疫を正常に戻す必要があるんです。

そのためには、腸内の善玉菌を増やすといいんですよ。

乳酸菌が花粉症の症状緩和に効果的?!

乳酸菌の作用と言えば...お腹の調子を整える作用。

腸内環境

でも、免疫細胞を活性化させるという働きもあるんです。

カルピス株式会社で行われた研究をご紹介しましょう。

スギ花粉シーズンに、花粉症の症状を持つ被験者23名のうち、12名に「L-92乳酸菌」を含む飲料を、他の11名には「L-92乳酸菌」を含まない対照飲料を、6週間摂取してもらいました。その結果、「L-92乳酸菌」を含む飲料を摂取したグループで、眼の症状スコアが有意に改善し、医薬品の使用頻度も減りました。

花粉症の症状改善効果

出典:カルピス株式会社 花粉症の症状改善効果

グラフのプラセボ摂取群と言うのは、「L-92乳酸菌」を含まない対照飲料を摂取したグループのことです。

同じ乳酸菌を使った研究では、通年性アレルギー性鼻炎や、アトピー性皮膚炎でも症状の改善が見られました。さらに、免疫細胞の一つNK細胞を活性化させることも分かっています。

 

花粉症のワクチンや薬もたくさん出ていますが、できればあまり薬は使いたくないもの。乳酸菌で免疫力を上げて、花粉症の症状を少しでも軽くできれば、あまり薬を使わなくて済みますね。

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