風邪などで病院に行ったとき、抗生物質を処方されることがよくありますね。抗生物質は病原菌を殺すために服用するお薬で、細菌が原因の感染症の時などに使われます。

もちろん薬ですから、副作用の可能性はあります。その中でも多いのが下痢なんです。
薬

理由は、病原菌と同時に腸内の善玉菌(良い働きをする菌)も殺してしまうからです。そのうえ、善玉菌が急激に減少すると、悪玉菌(悪い働きをする菌)の爆発的な繁殖を招くかもしれないのです。

では、どのような対策を取れば良いのでしょう?

抗生物質で下痢になる人の対策は?

腸内の善玉菌は、乳酸菌やビフィズス菌です。

ですから、抗生物質の服用と同時に、乳酸菌やビフィズス菌を摂取すれば良いのです。そうすれば、腸内の善玉菌は減らないでしょう。

乳酸菌とビフィズス菌が抗生物質での下痢予防?!

乳酸菌というのは、糖を使って乳酸を生成する菌の総称。ビフィズス菌は、乳酸の他に酪酸なども生成する菌で、大きな意味では乳酸菌です。

抗生物質で引き起こされる下痢の予防に、乳酸菌とビフィズス菌が有効であるかの確認を行った研究がありますので、ご紹介しましょう。

オーストラリアのタスマニア大学健康科学部が行った研究で、その時使われたのは3つの乳酸菌でした。

  • ラクトバチルス・アシドフィルス(La5)
  • ラクトバチルス・ラムノサス(LGG)
  • ビフィドバクテリウム・ラクティス(Bb-12)
抗生物質を処方された1~12歳の子供が、抗生物質を服用する時に、同時にヨーグルトを食べてもらいました。

34人には「3つの菌が含まれたヨーグルト」を、36人には「低温殺菌されて菌が含まれないヨーグルト」を、1日200g食べてもらって、抗生物質の服用期間中とその後の1週間、便の回数や硬さを記録していったのです。

ヨーグルト

その結果は...

「3つの菌が含まれたヨーグルト」のグループ34人中

  • 重度の下痢・・・0人
  • 軽度の下痢・・・1人

「低温殺菌ヨーグルト」のグループ36人中

  • 重度の下痢・・・6人
  • 軽度の下痢・・・21人
歴然とした差が出ていますね。抗生物質で引き起こされる下痢に対して、乳酸菌は効果ありと見て良いでしょう。

ヨーグルトが食べられない場合は?!

ヨーグルトが嫌いな人や乳製品アレルギーの人もいますよね?

そのような人には、植物性の乳酸菌が良いかもしれません。植物性の乳酸菌は発酵食品などに含まれています。

乳酸菌が多く含まれる発酵食品

発酵食品

  • 漬物
  • キムチ
  • ピクルス
  • ザーサイ
  • ザワークラフト(ドイツのキャベツの漬物)
  • 塩麹
  • 味噌
  • 醤油
でも、市販の物はほとんど殺菌されているでしょう。死んでしまった乳酸菌は、他の生きた乳酸菌のエサになるので少しは役に立つでしょうが、やはり生きた乳酸菌を摂るのが一番です。

生きた乳酸菌を摂るなら、サプリが良いでしょう。ただし、アレルギーがある人はアレルギー表示をしっかり確認して下さいね。

生きた乳酸菌を摂るなら


乳酸菌サプリメント