お腹のやや下の辺りが張ったような感じがする。しかも、毎日のように..

こんな症状に悩んでいる方は、現代では非常に多いようです。
下腹部に違和感を感じる病気として疑われるものには、大腸がん、女性の場合なら妊娠も考えられる要因のひとつです。
しかし、いずれの場合も検査によってほとんどの場合は特定することができます。

今回取り上げるのは、そうしたはっきりとした「病気」ではありません。
現代人に特に多い、ストレス生活習慣便秘などの「腸の不調」が原因となってあらわれる、検査では分かりにくう「下腹部の張り」についてです。

病院

慢性的に続く下腹部の張り..でも、検査でははっきりと分からずに、モヤモヤすることがある。

下腹部の張りは、便秘の初期症状?

こうした症状の場合、厄介なのは、病院に行ってもなかなか治療が進まないということです。
病院に行っても、対処療法として薬や整腸剤を処方され、結果として根本的な症状の改善に至らず、ヤキモキしているという方が多いのです。

まず、下腹部の張りの、最も多い原因として考えられるのは「便秘」です。特に女性に多く見られますが、長い方は1週間くらい、お腹の中に便が溜まっている状態です。
パンパンにお腹が張ってしまうのは、むしろ当然のことでしょう。この場合、当然のことながら、改善策は「便を出すこと」に尽きます。

お腹が張ってしまう、1番の原因は「便秘」

ただし「便を出せばそれでいい」というわけではありません。お腹の張りが辛いからといって、なんとかするために「下剤」を連用していてはいけないという事です。
お腹が張るたびに下剤に頼っていては、いつまで経っても下剤に頼り続けることになってしまいます。
最悪の場合、薬に耐性ができてしまい、一度に飲む薬の量は増えていきます。こうなると、自分の力では排便をすること自体が難しくなる、いわゆる「下剤依存症」となってしまいます。

これは最悪の場合の話しです。後ほど説明するように、症状が酷くないうちから、あなた自身で日頃の生活習慣を気をつける必要があります。

腸の働きが停滞している??

では、便秘ではないのに、慢性的にお腹が張っている。それと併せて、便の形や出が良くない。または、下痢などの、お腹の不調も起きているという場合はどうでしょうか?
こうした症状を訴える人は多く居ますが、これは何かの病気なのでしょうか?

現代人に特に多い、考えられる原因のひとつは、腸の働きが正常に行われていない。つまり、腸の働きが「停滞している」ということです。
この場合、明確に便秘とは断定されていなくても、腸の中では便秘の時に近い状態となっている可能性が高いのです。

便が一時的に停滞したり、消化がうまく行われない。そのため、有害なガスや老廃物がお腹に溜まる。そうした状態では、下腹部に違和感や張り感を感じるのも当然です。

便秘にしても腸の働きが停滞しているにしても、原因はほとんど同じです。それは、先ほど述べたように、生活習慣食生活の乱れ、そして、ストレスによって腸の働きが停滞することにあります。

高カロリーな食事

便秘でも病気でもないのにお腹が張る。考えられる原因は?

  • 生活習慣の乱れ
  • 食生活の乱れ
  • ストレス

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腸の働きが停滞して便秘に近い状態に。

あなたが毎日食べている物は、腸内で活動する「腸内細菌」に、様々な働きかけをします。

バランスの取れていない偏った食生活を続けていると、腸内細菌のバランスは破壊されてしまいます。
ご存知の方も多いとは思いますが、腸内には善玉菌悪玉菌と呼ばれる腸内細菌が存在しています。
お通じの良い健康的な腸の状態は、善玉菌が多く生息する最適な腸内環境と言えます。外食や脂っこいものが多い、偏った食生活を続けていると、悪玉菌の割合が増え、腸は正常な消化活動を行う事が困難になってしまうのです。

そのように考えてみると、便秘やお腹の張りは、まさに「腸内環境のバランスが悪化している」という警告であると考えても良いでしょう。

お腹の張りを改善するために、あなたができること

ここまでのお話しを読んで頂いた方には、もう分かっていただけると思いますが、お腹の張りやガス溜まり、便秘といった腸の不調は、腸内環境を健全に保つことで、改善される可能性が高くなります。

もちろん、万が一にも大腸がんなどの可能性が無いとは言えませんから、お腹の張りがいつまでも改善されないという方は、一度は病院で診察してもらうことも大切です。

あなたのお腹の不調が、慢性的な腸の停滞であるとするなら、できることは、日々の生活習慣と食生活の改善です。
そのための、いくつかの具体的な方法をお話ししましょう。

  • 規則正しい「早寝早起き」を
    腸の働きを司る神経に、自立神経というものがあります。この神経こそ、腸の消化運動(ぜんどう運動)の指令を与える重要な神経です。不規則な生活、夜型の生活は、この自立神経の働きを狂わせてしまいます。
  • できる限り、毎日の運動を
    運動は、先ほど述べた自立神経の働きを整えるだけでなく、排便に必要な筋肉の強化。腸管の働きを活性化させる効果もあります。この他にも、後述する「便秘の大敵 ストレス」を解消するという重要な役割もあります。
  • 便意は我慢しないこと
    「時間がない」「会社では行きにくい」「会議中にトイレなんて言えない」。そんな気持ちは良く分かります。しかし、説明するまでもなく、一度降りてきた便を体内に押し戻せば、腸にとっては大きな負担となります。
  • ストレスは大敵!
    腸の不調の原因として、非常に多いのがストレス性のものです。前述した、腸の働きを司る自立神経は、ストレスによってバランスを崩します。ストレスは、直接腸の不調に繋がるわけです。小さなストレスも、甘く見てはいけません。ストレスを発散させる方法として、運動はおすすめできる方法です。
  • バランスのとれた食生活を
    これに関しては、前述した通りです。野菜や果物、発酵食品などをふんだんに取り入れた、健康的でバランスのとれた食生活を心がけ、食べ過ぎ無いこと。これが、腸の健康にとっては、非常に重要であることを忘れてはいけません。

慢性的な下腹部の張りを見過ごしていてはいけません。それはやがて、便秘となる可能性が高いからです。
例えそうならなかったとしても、腸内環境が悪化すると、免疫力の低下や大腸がんの原因にもなりかねません。これを機会に、毎日の生活習慣と、食生活を見直してみてください。

また、最近では腸内の善玉菌を増やすために、必要な乳酸菌(善玉菌)を効率よく摂取するためのサプリメントも販売されています。日常の食生活では、生きたままの良質な乳酸菌を、腸まで取り入れることは困難です。
日頃から乳酸菌を含む食品を豊富に食べていないという方は、こうしたサプリメントも活用してみてください。

 


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